こんにちは、院長の丸山です。
今日は【歯石】の話をしていきます。過去にはTikTokの動画で軽く触れてきた内容でもありますが、あちらより詳しくお伝えします!
皆様は歯石についてどれほどご存じでしょうか。歯医者に行ったとき取ってもらうヤツ、石というくらいだから固い汚れのことだろう。こういった認識をお持ちの方は大体あってます。しかし歯石の成分を詳しく知っていくと、【歯医者の機械でないと取れないほど固い汚れ】がずっとお口の中にあるのがきっとイヤになりますよ!
歯石の成り立ちから見ていきましょう。
皆さんが食事をされるとき、食べかすが口の中に残るのは避けられないことと思います。基本的な話として食後はブラッシングをしていただきたいのですが、ここではしなかったこととします。こうなると、食べかす=歯垢がずっと歯や歯ぐきに残り続けることになりますね。口の中には常在菌として虫歯の菌や歯周病の菌が存在しており、歯垢はそれらの繁殖の栄養源となります。菌が食べるということは排泄も行っており、どんどん世代交代をしていくので菌の死骸も出ます。それらが唾液に含まれるカルシウムによって石灰化した固まりとなったものが歯石となるのです。
まとめますと、
【歯石=歯垢+菌(菌の排泄物と死骸も含む)+カルシウム等】
こうなります。基本的に不潔なわけですね…!
歯石は表面がザラザラしていますので、さらに食べかすが付着しやすく、放っておくと歯石は大きくなっていく一方となります。歯石が引き起こす歯肉炎があると歯ぐきの充血とうずきが常にある状態となり、歯ぐきと歯を守る骨が段々と失われていきます。進行度がここまでくると歯肉炎にとどまらず【歯周病】と呼ぶべき段階になります。一度失われた歯ぐきと骨は残念ながらほとんどの場合元には戻りません。ひどくなると歯がグラグラしてきて固いものが食べられなくなり、最終的に丸ごと抜けてしまいます。
ちなみに歯石は虫歯とは直接の関係がないとは言われていますが、歯石が溜まっている方はブラッシングが隅まで行き届いていないことも多いため、虫歯も傾向的に発生しやすい状態であると思われます。
歯石があると口の中が汚くて、骨と歯ぐきが少しずつなくなり、虫歯の危険もあるわけです。しかも歯石の段階では歯ブラシではとれない。大変厄介です。こんなものを口の中に残しておいてはいけません。
これをどうすればよいかというと、結局は毎食後のブラッシングなのです。食べかす、歯垢、磨き残しがなければ歯石も作られません。歯石ができていたとしても、継続的な歯磨きをしていれば歯石が大きくなるスピードを抑えられます。そうして歯石が小さいうちに歯科医院に来てもらえば除去するのも簡単です。口の中は自分では見えにくい部分もあるので、気になってきた方はぜひマール歯科こどもおとな歯科へお越しください。当院の衛生士が素早く優しく歯石をとってくれます(人手が足りないときは私がやることもあります)。
どんな状態からでも遅くはありませんので、どうぞお気軽にご相談ください!
マール歯科こどもおとな歯科
住所:愛知県 名古屋市千種区 池下 1丁目11-10 エクセルアビタシオン201
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