【千種区池下】保険で白い歯!CAD/CAM冠

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こんにちは、院長の丸山です!


今回は保険で入れられる白い歯、【CAD/CAM冠】についてお知らせします。

きゃどきゃむかん、と読みます。


お口の中でかぶせ物が必要になった場合、できることなら銀歯でなく白い歯を入れたい、という方は大変多いと思います。昔は白いかぶせ物を作ろうとしても保険適用されておらず、何万円とお支払いいただくのが普通でした。しかも根元に近い部分は結局銀歯だったりして、何年か経って歯茎が下がってくるとそれが露出したりなんてこともありました。これについてはケアの個人差もありますが…!


【CAD/CAM冠】はこのあたりを全部クリアしたかぶせ物になっています。

保険が利くので削ってかぶせるまで3割負担で10,000円を切りますし、かぶせ物の頭から根元まで歯に近い色で作ることができます。


この【CAD/CAM冠】とはなんなのか、以前Instagramやエキテンの店舗ページでも軽く触れましたが、もう少し深掘りしていきましょう。


【Computer Aided Design=コンピューター支援による設計】を行い、

【Computer Aided Manufacturing=コンピューター支援による製造】をしたかぶせ物。


この頭文字をとって【CAD/CAM冠】なわけです。冠はかぶせ物のことですね。

歯科用のAIが型取りした患者様の歯型を読み取り、樹脂のブロックから削り出して作ってくれています。技工所で見学させてもらったことがあるのですが、燃えるたき火や流れる滝と同じ感覚でずっと眺めていられる感じがありました。


10年ほど前から歯科では盛んに作られていましたが、当時は噛み合わせの力がそこまで強くかからない小臼歯だけが保険適用されていました。歯が28本あるうちの8本だけでした。噛み合わせの力に耐えられるか、実際のデータが少なかったためと思われます。ここからおそらく金属材料の値上がりとも関わりがあるのですが、特に大きな問題が出なかったこともあり、どんどん緩和されていきます。第二大臼歯まで残っていれば第一大臼歯までOK、噛み合わせに過度な力がかかってなかったら前歯や犬歯もOK、という調子でした。


そして令和6年(今年です)6月、ついに第二大臼歯まで条件付きでOKが出て、【CAD/CAM冠】はすべての歯に保険適用となったのです。条件というのは左右とも大臼歯の噛み合わせがあれば保険適用してよく、しかも片側は入れ歯でもOKということなので、個人的には結構緩いと感じています。


初期のころはセメントで接着してからとれてしまう脱離や、使用中に割れてしまう破折といったものが危ぶまれておりましたが、歯科医院それぞれの樹脂用のセメントの適切な使用や噛み合わせの厳密な調整により、さほど大きな問題は出ていないと聞きます。マール歯科こどもおとな歯科でも既に何十件と【CAD/CAM冠】を作製しておりますが、そういった問題は起きておりません。安心してお任せいただければと思います。


いくらかデメリットを上げるとすると、金属の詰め物・かぶせ物より歯を削る量がほんの少し多く、また数年間の長いスパンで見たとき、金属のものよりはすり減りが出やすいといったものが挙げられます。神経の生きている歯に対して【CAD/CAM冠】を作製する場合は後々に問題が出る場合が稀にありますので、当院では必ず相談させていただいてから始めるようにしております。


マール歯科こどもおとな歯科ではたくさんの患者様の様々なご要望に対応できるように、保険診療を幅広く取り入れております。過去に詰めた銀歯が気になる方、治療したら銀歯になるかもしれないとご不安な方、ぜひ当院で審美的でよく噛める【CAD/CAM冠】をお試しください!

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マール歯科こどもおとな歯科

住所:愛知県 名古屋市千種区 池下 1丁目11-10 エクセルアビタシオン201

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